投稿日: 2022-07-17
最近読んだ2冊の本がきっかけで、今まで自分行ってきた選択・習慣と、人生の目的・成功というテーマがつながった気がしたので、書いてみようと思います。読んだ本はDie with zeroとDark Horseです。
人間が時間の使い方は、大きく「意図」と「行動」の2つに分けられます。意図とは「何かをやろう」という気持ちのことで、行動は実際にそれを実行することです。行動のみが現実に干渉できるため、思い描いたことの現実化を前に進めるのはいつも行動です。意図だけでは前に進めません。
また、「消費」という時間の使い方もあります。例えばSNSやYoutubeをダラダラと見る(使わされる)ことが消費に含まれます。そこには意図も行動もありません。
一日で進む量はわずかなため、行動は繰り返し行う必要があります。繰り返し行う行動のことを習慣といいます。私が習慣で最も重要だと考えていることは、精神的・肉体的に無理をしないことです。習慣を続けられている場合、無理をしていないということが分かります。
また、習慣には報酬が必要です。人間は、自分が費やしたものより得られるものが多いとき、その行動を繰り返すからです。
習慣は、ゴールに達することが目的ではなく、習慣そのものや、習慣がアイデンティティーを作ることが目的だということを教えてくれます。習慣がアイデンティティーになったとき、習慣を繰り返すことそのものが喜びになります。
Die with zeroは、今できる経験のために投資をしようということを教えてくれます。経験は、記憶の配当となって、今日(またはその後の日々)に喜びをもたらしてくれます。
習慣は思いを現実にし、望んだところへ私たちを連れて行ってくれます。残る問題は、どこに向かえばいいかということです。
これは私が解決したい課題の1つでした。やりたいことは確かにあるのですが、それが人生をかけてやりたいことなのかどうか確信がもてませんでした。私は確信を持つ方法を知りたいと思いました。
答えを教えてくれたのは、Dark Horse「好きなことだけで生きる人」が成功する時代でした。この本には、長期的に目指す場所を、いきなり旗を立てるように決めることはできないということが書かれています。つまり、今の段階で人生をかけてやりたいことを確信することは不可能だということです。
その代わりに、自分の偏愛や充足感を見つけ、より多くのそれらが満たされることに取り組むことが薦められています。これは、習慣や経験を重視する考え方ともマッチする考え方だと思いました。目指す場所は、今の私が知らない場所にある訳ではなく、自分の好みや考え方の特徴、好き(嫌い)だった経験のパターンなどによって絞られるものだということが分かりました。